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マイクロソフトのソフトウェアの使いやすさ

マイクロソフトシークレット(下)という本を読んでいるのだけど、
この本を読むと、マイクロソフトの製品は何故これほど使いやすいのか?
というのがよく分かる。

使いやすい理由は、ユーザーのフィードバックを生かすという仕組みを徹底的に
作ったからといっても過言ではない。

一例としてあげられていたのだけど、各種細かい設定ができるメニューの名称として
「preference」というメニューにした場合に、ユーザは意味が理解できなかったらしく
10人中1人もそこのメニューをクリックしなかったそうである。

これを「Option」と名称を変更するだけで、10人中5,6人はここに何かありそうだな
とクリックするようになったようである。
また、例えば、「詳細はOptionをクリックして下さい」
などのような説明文を1行加えるだけで、これが、90%以上の確率でクリックされるように
なるという。

文言一つで使い勝手がこれ程左右されるとは、文言と言うのは
真剣に考えなくてはいけない要素なんだなと思う。

また、マイクロソフトはマニュアルというものは不要であるというのを
言っている点も共感した。
マニュアルなんて基本的にユーザは見ないのである。
というのが理由。

現に、私も最近携帯電話を買い換えたけどマニュアルなんて読まなかったもんね。
画面を隅々まで見て機能を探すし、それで大体見つかるように出来てるし。

パソコンのソフトでも、大概ヘルプ機能で調べるし。

ちなみに10年前以上のマイクロソフトの調査で
マニュアルを読むユーザの割合は30%とのこと。
それも、機能が理解できない時に、最後に頼るのがマニュアルとのこと。

今は、きっともっと少なくなってるんだろうね。
私の感覚だときっと2,3%くらいなのではなかろうか?
いや、もっと少ないかもしれない。
いわゆる、紙のマニュアルなんて読む人はいないだろうなぁ....

この10年以上前の事が書かれているマイクロソフトシークレット
読んでいて、非常に参考になる本である。

マイクロソフトがこれほど順調に成長する理由も頷ける一品です。

by takes90 | 2005-05-07 16:29 | 戯言